KP社外ブログ TOP » ナレッジEye [事例紹介] » ビジネスブログ事例(1):私鉄沿線コミュニティ
2007年10月01日
ナレッジEyeでは、さまざまな情報ソースに基づき企業様の事例をご紹介しています
今回は私鉄各社で導入されているCGMメディアの使い方をご紹介します。
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■概要:
私鉄各社は沿線住民の口コミ情報を掲載する「住民参加型サイト」の運用を進めている。
今回の事例は 相模鉄道株式会社様 の運営する「相鉄スタイル」。月間平均のPVは80万件で、公募のライターによる店舗・サービス紹介のブログ記事がメインコンテンツ。この「タウンライター」は現在述べ300人超、アクセス規模・ライターの数ともに順調に伸ばしており、利用者アンケートでは「コラムを読んで店に行った」人が72%に上っているそうだ。
■ビジネスの進展:
2004年8月に始まった本サイトは、沿線店舗のマーケティングツールとして功を奏している。また今後は、沿線の地域商店街のてこ入れ手段としての可能性も出てきているようだ。
しかし課題もある。成長軌道にのり始めたサイトが抱える共通の問題、増えた書き込みの整理という問題だ。社内の情報共有に用いる”業務ブログ”では、検索機能などの技術的な解決で足りるが、コンシューマ対象のブログの場合、それ自体がメディアであり、アーカイブをむざむざ捨てるのも得策ではないし、書き込み内容の品質管理も重要だ。メディアであるから、そのサイトの“テイスト”を決める存在=編集長も必要である。
「相鉄スタイル」の前身は1998年スタートの「横浜駅周辺ポータルサイト」で、情報収集・発信のノウハウは既にあった。『ネットを使った沿線価値の向上』という、同社の経営方針を固めつつ、今後の可能性として、メディアとなったCGMツールをいかしたリサーチサービスなど、新たな収益源の確立にも意欲的だ。CGMの成功モデルとして確立された感もある私鉄沿線コミュニティサイト、今後の成長が注目される。
■本事例から学ぶこと:
自社商品やサービスが一定のセグメント顧客を有している際、CGMが有効であることは言うまでもない。セグメントが特化すれば特化しているほど、コンテンツの求心力は増すし、「編集長」いらずでサイトが成長する可能性もあり好循環だ。
ブロガーのレコメンドによるECなど、人が集まることでのビジネスチャンスを成長モデルに描けるとわくわくしてくる人もいよう。だが、そこには落とし穴もある。良質なコミィニティを維持するためにはやはり人の介在が欠かせない。
「相鉄スタイル」サイトではまさにノウハウを蓄積中だが、一般的にサイト運営で“webマスター“とは本来、制作会社とのやり取りを仕切るだけでなく、自社サイトの位置づけを決める要としての存在である。外注先への電話1本でwebビジネスが成功するほど甘くはない。顧客育成の主戦場と思って、サイトを大切に育んでいただきたい。
ブランドは一日にして成らず、なのだ。
投稿者 sakuma : 2007年10月01日 23:25
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