KP社外ブログ TOP » ITツールを使い倒せ! » 『情報価値の見える化』とは?
2007年10月21日
ブログの社内利用を1例として、ナレッジマネジメント分野が注目されています。ナレッジマネジメントに関する一般的動向やソリューションツールをピックアップしてみました。
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■要旨
現在、ESP(エンタープライズ・サーチ・プラットフォーム)が着目されている。企業で個人が一日に触れる膨大な情報:メール・ファイル・ニュース等の情報を柔軟に探しやすくすることを目的としたツールだ。ESPツールの種類や機能比較はまずはIT情報サイトでの「情報」へ譲るとして、今回は知識コンテンツを探し当てる方法を模索してみたい。
■記事紹介
ナレッジマネジメントは、過去「情報の見える化」が主な論点であったが、デスクトップサーチやRSS、ESPなどローカルPC内の情報検索技術が進んだ現在、「情報の価値の見える化」がテーマになった、という主旨の記事があった。ZDnet「ESPによる知識コンテンツの仮想的な統合によってナレッジマネジメント2.0を実現する」
ナレッジマネジメントがEIP(企業情報ポータル)とセットで論じられていた数年前、情報検索は、“必要な情報を必要な時に、正確に届ける”というプッシュ型の発想があった。しかしこの壮大なビジョンを実際の構築の現場で定義しようとすると、最初の「必要な情報」とは何かという大きな壁が立ちはだかった。「必要な情報」とは担当者によっても異なり、また同一人物でも「今」必要な情報は目の前にある業務内容によっても異なり、さらには情報を探して当たった情報からさらに絞り込んだ情報を・・と考えると、「今この瞬間に」欲しい情報をプッシュ型で網羅することがいかに非現実的かが分かる。
いろいろな研究会に出席することがあるが、ある一つのテーマでディスカスをする際にもメンバーの間でこれまで関わってきた職務や関心、緊急性などで興味を持つ「情報」はさまざま異なり議論の温度を揃えることが難しいケースも多々ある。
「見える化」というのはマネジメントの観点からは非常に耳に心地良い言葉であるが、本当に全てを可視化することは可能だろうか?または「価値」という主観的なファクターを可視化することが出来るのだろうか?それはESPの導入でクリアされるものだろうか?
答えはイエスでありノーである、というのが私のスタンスである。イエスとは、あくまで情報検索の範囲が一企業という、ミッションを共有する、つまり価値観がある程度ぶれずに共有できる範囲内を想定する限り、完全でないにせよ可視化レベルを一定に保つことは可能だ。またノーという答えは、価値観の共有が仮に100%できたとしても、その情報が重要かどうかの判断は、情報検索者が集めた情報を何のために使うか、これまでに知っている情報は何かというフィルタを通して決められるため、最終的には当事者でないとジャッジは不可能だからだ。
もちろんこうした難しい議論に当てはまらない単純な情報も多い。ある仕事のステイタスを確認するなど、時系列で情報を探し出せれば十分というケース、業績の集計など保管場所が分かっていればすぐにアクセスできるものもある。しかしナレッジマネジメントを語る際に問題となっている「可視化」とは、もっと人間の判断に近い行為を求められているように感じる。
ESPはあくまでもシステムである。過度の期待も良くないし、過小評価も良くない。社内の情報共有促進というテーマが、先のEIPと同じ轍を踏まないよう、かけ声に終わり形骸化しないよう、今後ナレッジEyeでは、今後現場で生かせる情報活用のための「Tips」を紹介していきたい。
投稿者 sakuma : 2007年10月21日 12:25
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