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2007年10月03日

社内ブログ・SNS:よくある質問

今回は、社内ブログ・SNSについて、良く聞く疑問・不安についてお答えします。

■質問1:「弊社で、社内ブログ/SNSは成功するのでしょうか?」

  必ずと言って良いほど出てくる質問である。ブログ自体、まだこの世に生を受けて間もなく、成功・失敗あわせて学べる事例が数多ある訳ではないから、いざ導入、となると不安はもちろんある。だが、IT製品すべてに共通すること、ビジネス全てに共通することだが “こうすれば必ず成功する!”という法則は存在しない。では、成功するかどうかは、導入してみなければ分からない、のだろうか?

■回答1:「何のためにブログ・SNSを導入したいのか目的を確認しましょう」

  流行りのツールに心惹かれる時、とかく忘れがちな、①目的を明確にする ②目的の実現に社内ブログ・SNSが最適かどうか検討する という2つのプロセスを抑えてることが王道だ。新しいツールを一つ社内に持ちこむのだから、担当者の「思い」だけでは進まない。人・カネ・時間を相応に投資するにあたって、当然だがグランドデザインが必要だ。また、グランドデザインを描き、社内ブログを最良ツールとして特定したところまでは順調にいっても、ユーザ部門へのヒアリングなど実際にプロジェクトを進めると想定外のハードルに出くわし、当初のデザイニングが崩れていく、というケースも多い。

  コンサル業を長くやっていると、こうしたハードルがあると目の前の難関をどう越えたものかとCPUが活性化するものだが、社内リソースで検討しなければならず、また仕事も複数ジョブを兼任している部門の担当者様ではそうも時間をかけていられない。あえなくペンディング・・というケースもよく見られる。
  迷ったら、初心に立ち戻り、何を解決したかったのか、どういう最終ゴールを目指そうとしていたのかを振り返って欲しい。


■Q2:「弊社には、そもそも情報共有の文化がないのですが・・」  
  業務コンサルの立場から言えば「情報共有の文化がない」という現状把握をされているだけで、まずは第一関門を突破しているとも言える。社内ブログ・SNSはこれまでのアプリケーションとは大きく一線を画す要素があり、それは使う側の自主性に依存する点だ。

  これまでは業務分析を行い、現状とあるべき姿とのGapを抽出してアプリケーションの機能でどうカバーするかが焦点だった。しかし社内ブログ・SNSでは、あるべき姿の構築が個人のスキル・属性に依存するし、構築時には「箱」には何もない状態から育てなくてはいけない。この育成のプロセスで企業文化が大きく影響する。

■A2:「“共有”ありきでなく、情報の流れの活性化・効率化と捉えては?」
  企業文化を劇的に変えるために、社内ブログ・SNSに頼るという使い方はあまり推薦できない。推薦できるとすれば、カルロス・ゴーン氏が日産で行ったような強力なリーダーシップの下に行う全社改革や事業環境などから退路を絶たれたような状況が全社共通認識であって、マネジメント層と現場が一致団結するようなケースに限られる。
  なぜなら、生き物である一企業の文化を変えることは難しいからだ。むしろ、自社の文化の良いところを伸ばす視点で、マネジメントがうまく機能している部署や担当者のノウハウを全組織に拡大することにフォーカスするなど、前向きな利用方法が向いているし、成果も出しやすいと考える。

  身長の何倍もある高い跳び箱を目の前にして、飛べるか飛べないか悩むより、まずは一歩引いて助走距離をしっかり取り、一旦跳んで成功してみる。跳び箱の段は徐々に増やし高くしていけば良い。幸いにも、社内ブログやSNSではスモールスタートが可能だし、成功の履歴を蓄積して後々共有することも得意である。まずは成功体験を得ることを目指してみよう。

投稿者 sakuma : 2007年10月03日 01:08

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