KP社外ブログ TOP » ITツールを使い倒せ! > アクセス解析 » アクセス解析 データの読み方 第1回「基本は基本」

2008年04月02日

アクセス解析 データの読み方 第1回「基本は基本」

今や、Webマーケティング分析に欠かせない「アクセス解析ツール」。
無料でありながら多機能なツールも登場し、個人から企業のマーケティング担当者、
Webマスターなど多くの人が利用するようになりました。

しかしながら、「何をみたら良いのか分からない」「分析データをどう活かしたらよいのか分からない」
といった悩みを持たれた担当者様が多いのが実情のようです。

ここでは、日頃お客様のWebサイトを分析しているコンサルタントが、
どのような視点でデータを読んでいるのか、ちょっとした「コツ」をお伝えしていきたいと思います。
-------------------------------------------------------------------------


第1回のテーマは「基本は基本」

PV(ページビュー)数、セッション数、平均滞在時間、平均PV数…
ほとんどのアクセス解析ツールで取得することができる、基本の中の基本の分析項目です。

「そんなの、毎日チェックしている」
「プロじゃなくても誰でもみれる数値じゃないの?」

という声が聞こえてきそうですが…
本当にそれらの数値から何かを読み取れているのでしょうか?

PV、セッション数といった基本項目は、基本の中の基本です。
よくよく目を凝らしてみてください。
見逃していた何か見えてくるかもしれません。


①中長期のトレンドを見る
半年・1年・3年…など、中長期のアクセストレンドを
押さえておくことはとても重要です。

右肩あがりのグラフであれば問題ありませんが、御社のグラフはどうでしょう?
少しずつ下がっていませんか?頭打ちになっていませんか?
扱う商材やサービスによっては、季節要因で決まった波があるかもしれません。


よく「同じ業界の平均値ってどのくらいでしょうか?」という質問を受けますが、
それは業界の特性だけではなく、それぞれのWebサイト毎に全く違ってくるものであり、
残念ながら●●業界は月平均△△PVです、とは言い切れないものです。

仮に業界平均があったとして、目標値として掲げるのは良いことではありますが、
自社サイトの現状とあまりにもかけ離れている非現実的な目標だとしたら、
アクセス数を増やすことだけが目標となってしまい、
サイト本来の目的を見失ってしまいかねません。
また、なかなか目標を達成できずモチベーションを下げてしまう可能性さえあります。

まずは長いスパンで自社サイトのトレンドをきちんと把握しましょう。
適切で現実的な目標値を設定することができます。

自社サイトの実態にそくした目標をたて、コツコツと確実にクリアしていくこと。
地味な作業ではありますが、それがサイト本来の目的に近づく一番の近道なのです。


②小さな変化を見逃さない
アクセス推移のグラフを見ていると、ポコポコと大小の山谷があるのに気づきます。
きちんと原因を探っていますか?

アクセスの推移とマーケティング的アクションとを照らし合わせて、
数値の動きを監視することはとても重要です。
どんなアクションが、どれだけのアクセス増をもたらして、どのくらいの期間続くのか。
それらの数値は全てノウハウとなり、次の施策に活かすことができます。

ここまでは、マーケティング担当者様であれば問題なくこなされているでしょう。


グラフをもう一度よく見てください。まだありませんか?
広告も打ってないし、メルマガも配信してないのに、アクセスが増えている日が。
「何だかわからないけど、この日はアクセス増えてるな~」なんて、見逃してませんか?
場合によっては、広告やメルマガを打った日を把握しておらず、
思い込みで「メルマガでも配信したのだろう」と、片付けてしまってるかもしれません。

その小さな山には宝物が隠れていることも多いのです。


以前、1つの商材を専門的に扱っているECサイトのログ分析を担当させていただいたのですが、
1年間の日別アクセス推移のグラフを作成してみると、突出した山が3つ4つ現われました。
メルマガ配信や雑誌掲載の日と照らし合わせてみましたが、一致しません。
それぞれアクセス数が伸びた日のリファラーを詳細に分析してみると、
クライアント様も把握していなかった個人ブログから大量の流入が見られたのです。

もともと、非常にこだわりのある商品を取り扱っていらっしゃいましたので、
ブログなどの口コミ情報から購買につなげることができる可能性を秘めていたのですね。

月に1度リファラーTOP10を眺めていただけなら、見逃してしまう数値だったかもしれません。
だからと言って、毎日毎日詳細を分析するには時間もかかりますし非効率です。
基本項目のトレンドを把握しておくことで、異常値に気づくことができ、
効率的に原因を探っていくことができるのです。


言い古されている言葉ですが、アクセス解析はWebサイトの健康診断そのものです。
PVやセッション数などの基本項目は、体重・身長にあたるわけですね。
自分の基本的な数値をコンスタントに計測しているからこそ、
ちょっとした異変に気づき、悪化する前に対処することができるのですから。

投稿者 mikuriya : 2008年04月02日 11:06

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://k-property.jp/blog/mt-tb.cgi/76