KP社外ブログ TOP » ITツールを使い倒せ! > アクセス解析 » 第3回 「直帰率と一言にいっても…」
2008年04月30日
アクセス解析のデータの読み方についてのお話も3回目となりました。
3回目となる今回は、今はやり(!?)の『直帰率』について考えてみたいと思います。
アクセス解析に携わっている人の間では、
「直帰率」という言葉が頻繁に使われるようになり、
重要な指標の1つとして位置づけられるようになってきました。
しかし、まだまだ浸透しきっていない用語のようです。
実際に、お客様先で何の説明もなしに「直帰率はほにゃらら…」と話しだすと、
「直帰率って何ですか?」と質問されることが多いのです。
直帰率って何なのでしょうか?
そして、どのような視点でデータを読んでいったらよいのでしょうか?
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■サイトの入口でユーザを引き留めてられているのかを測る指標
本来「直帰」とは、会社員が訪問先から会社に戻らずに、
そのまま帰宅することを指しますよね。
アクセス解析でいう直帰率(1ページ離脱率)とは、
webサイトへ流入してきた来訪者が、入口となった最初のページだけを見て、
他のページに遷移することなく、サイトから離脱(帰ってしまう)割合のことを指します。
簡単に言うと、サイトの入口でユーザを引き留めてられているのか?の割合、
いうことになるでしょうか。
「直帰」の本来の意味を考えると、
表現として適切ではないかもしれないですが…
わかりやすい表現で重要な指標として定着してきたことは、
良い傾向かもしれません。
■なぜ直帰率が重要なのか
インターネットが普及して間もないころは、
サイトの入り口といえば、TOPページであることがほとんどでした。
しかし、近年の検索エンジの普及により、
サイトのどのページも入り口となりうる状況になっています。
また、バナーやリスティング広告などと言ったインターネット広告の普及により、
広告に設定した入口ページ(ランディングページ)から
商品購入や資料請求などのサイトの最終成果(コンバージョン)に
結びつけやすいようにランディングページを改善をする(最適化)が
重要視されるようになってきています。
直帰率が高いページは、来訪者の期待に沿っていない、十分な情報提供ができていない、
また、広告で遡及している内容とランディングページの内容のギャップなど
何らかの問題があり、来訪者を逃してしまっている可能性があります。
せっかく来訪してくれた人をみすみす逃してしまうのは非常にもったいないことです。
この「もったいない」を発見し、改善していくためにも、
直帰率に目を光らせることはとても重要なのです。
■直帰率にはいくつかの種類がある
直帰率と一言にいっても、いくつか種類の直帰率が存在します。
どんな直帰率があるのかいくつか例をあげましょう。
①サイト全体と各ページ(コンテンツ)の直帰率
直帰率というと、サイト全体の数値だけを気にされている場合が少なくありません。
もちろん、サイトの全体の直帰率は非常に重要な指標になりますが、
前述のとおり、各ページ(コンテンツ)ごとの直帰率もきちんと把握する必要があります。
サイト全体の直帰率が低いから大丈夫、なんて安心していると、
実はもっとも重要なページから大量に直帰していた、なんてことになりかねません。
②検索ワードや参照元、媒体ごとの直帰率
もし、貴社でお使いのアクセス解析ツールで分析が可能であれば
必ず見ていただきたいのが検索ワードや参照元、媒体ごとの直帰率です。
メール広告のランディングページの直帰率が非常に高かったとします。
それじゃあ、すぐにページを改善しなくては!と慌てて手を入れてしまわないでください。
本当にページだけが悪いのでしょうか?
媒体ごとの直帰率を比較してみると、
仮に媒体Aは90%が離脱している反面、媒体Bは20%しか離脱していなかったとします。
実は媒体Aが直帰率を引き上げてしまっており、
逆に媒体Bはユーザを誘導できていたことになります。
このような場合、媒体の選択に問題があるかもしれませんし、
狙ったユーザ属性にそぐわないコンテンツの内容であったのかもしれません。
PV数やセッション数と同じように、
直帰率も減った増えただけで判断されやすい指標です。
もちろん比率が低いに越したことはありませんが、
直帰率といっても、サイト全体の直帰もあり、TOPページ・各ページの直帰もあり、
媒体ごとや検索ワードごとの直帰もあります。
それらの直帰率の中で、どの直帰率が最も高いのかということを把握することによって、
どういったユーザを誘導できていないのかを推測することもできるのです。
少し踏み込んで分析することによって、
貴社サイトにおける重要な「直帰率」が見えてくるかもしれません。
投稿者 mikuriya : 2008年04月30日 15:00
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