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2008年10月01日

思考停止企業:本音のナレッジマネジメント・ドラマ

本書は、企業におけるナレッジ活用を、ドラマ風に書きあげた
チャレンジングな試みです。


弊社のスタンスは、
  いわゆるIT業で言われる「ナレッジ活用ツール」はきっかけに過ぎず
  それに魂を吹き込むシナリオは、企業文化や組織力で決まる
と考えています。


今や、”ナレッジマネジメント”とは、死語に近い印象すらあるほど、
実際のシステム導入効果、満足度がはかれないと思われています。
しかし、これは間違いであると考えています。


ナレッジマネジメント手段であるITツールを導入して、
いきなり組織に活気が生まれる訳でもありませんし、また”情報共有”とは
一種の企業文化であるファクターで、これが安易にクリアできる訳でもないです。

システム導入の際のITベンダーの営業がお伝え申し上げたのか、
勝手に解釈されたのか、原因はさまざまでしょうけれど、成果を明確にFIXするならば
会社の定性目標の一つとして定義し、目標達成のためのステップを、
業務プロセスに組み込んでおくことが不可欠です。

こうした検討なしに導入して、成果が出なかった、と言われては、
せっかく一所懸命に構築を行ったITベンダーの努力も、まったくの水の泡です。


吸いあがってこない「情報」を「管理」する意味での、ナレッジマネジメントは
難しいことではありません。「管理」ですから、指示系統にのせれば良いだけです。

しかしながら、真のナレッジ活用とは、多くは組織の改革を伴いますし
その意識がない中での導入は、成果が出なくても、文句は言えまい、という点を
大いに主張しておきたいと思います。


本書でフィクションとして語られている事例から

  では、自社にとって、どう当てはめるか?

を考えるのは、少々難しい側面もあります。


先に申し上げた通り、企業文化・組織力が大きく関与するからです。
でも、失敗要因は本書から学ぶことができます。
それだけでも大きな”成果”ではあると感じます。

投稿者 sakuma : 2008年10月01日 10:00

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