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『成功する男はみな、自分の心に嘘がつける』
角川いつか
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たまには、こういう本もコメントしてみます。
書店でタイトルをみて
”成功”に男も女もあるまい、と
いささか斜めに構えながら手に取った本です。
著者は、ライターとして著名人の素顔に触れている方だけに
生の実態感が出ていて、右脳を刺激してもらえる意味では面白い。
この本に先立って
成功する男は非情である
という本を出版されているそうだけれど、おそらく著者の感性で
成功者とみた方の本質を右脳で捉えておられるのだろう。
ただ必ずしも、成功した男性と著者が魅力を感じる男性とは
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『諸葛孔明』 陳 舜臣
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昨年、映画化で話題になった「三国志」(映画名は”レッド・クリフ”でしたが)。
この本は、諸葛孔明の一生にフォーカスが当てられています。
孔明がどういう経緯で劉備に仕えるようになったか、
天下三分の計は孔明の生きていた間、どこまで完成していたのか、
劉備や自分亡き後、後人に何を託したか、
を、陳舜臣なりの視点で語っている本です。
今の時代の経営に何を学ぶかはさまざまですが
後漢末期は人口が激減した時代、武器も人もなければ戦えない。
孔明はまず何を考えたか?
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『マグマ』(真山仁・朝日文庫/2008年)
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真山さんは、NHKドラマで有名になった『ハゲタカ』の
作者ですが、本作ではハゲタカ・ファンドの真骨頂であるM&Aでなく
女性主人公を、ターンアラウンド・マネージャとして描いています。
伏線として、日本の原子力エネルギーの話や、外資ファンドの権力争いに
ついての話が進んでいますが、
私は、この小説は、可能性を秘めた一人の女性を組織がどう育成するか
が柱に描かれた作品だと思って読んでいます。
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『精神と物質:分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか』
立花 隆・利根川 進 著(文芸春秋1993年)
利根川進さんが、1987年にノーベル賞を受賞された翌年、
文藝春秋上で行われた、立花さんとの対談を単行本化したのが、この本です。
利根川先生の研究が免疫学に与えた影響は大きいけれど、研究の中身である
ヒトのDNAなどの話は、正直難解でムツカシイのですが
一研究者として、分子生物学という新進の分野を切り開いた方の仕事のスタンスには
学ぶことも多くあります。そこには、”仕事の流儀”というような
(そんなTV番組がありますが) 普遍的なものを垣間見ることができます。
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常盤文克氏は、ご存じだと思いますが、花王の会長を務められた方です。
実業家としての手腕をかわれ、花王退任後、様々な会社の社外取締役を
お引受けされたり、精力的に本を執筆されています。
日本の製造業が今後どうなっていくのか?
天然資源をもたない日本は、「技術立国」として進化しなければいけない
―その命題を抱え、メーカー企業が担う責任は重い、という認識が本書のベースです。
本質的な議論では、皆さん異論はなかろうと思います。
でも、現実には
サービス業は常に価格競争という「敵」と戦いを強いられていますが
方や、メーカー企業ではどうでしょう?
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本書は、企業におけるナレッジ活用を、ドラマ風に書きあげた
チャレンジングな試みです。
弊社のスタンスは、
いわゆるIT業で言われる「ナレッジ活用ツール」はきっかけに過ぎず
それに魂を吹き込むシナリオは、企業文化や組織力で決まる
と考えています。
今や、”ナレッジマネジメント”とは、死語に近い印象すらあるほど、
実際のシステム導入効果、満足度がはかれないと思われています。
しかし、これは間違いであると考えています。
続きを読む "思考停止企業:本音のナレッジマネジメント・ドラマ"
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『ロスト・ジェネレーション -さまよう2000万人』
朝日新聞「ロストジェネレーション」取材班
この本では
成果主義を背景にした自殺やうつ病の増加、振り込め詐欺の実行犯の8割が
35歳未満であることなどを指摘しつつ、今、もっとも社会的問題になっている
非正規雇用の問題を、仮名の方の生活を紹介する形で描いています。
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『私はこうして受付からCEOになった』
元ヒューレット・パッカード会長兼CEO カーリー・フィオリーナ(村井訳)
元HPのCEOであるフィオリーナ女史の自伝です。
全編を通じて、Ms.フィオリーナのタフさが伝わってきます。
学生時代のアルバイトにはじまり、AT&Tでも、ルーセントテクノロジーでも
もちろんHPでも、時にはユーモアを交え、ネゴシエイターとのやり取りを進める手腕は
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『eの悲劇 -IT革命の光と影』 幸田 真音著
幸田真音さんは、ディーラーご出身の著名な経済小説家です。
ストーリの骨格をしっかり持ちつつ
現代の金融と社会のあり方に対して、問題提起をされる小説家です。
この本では
ネットを用いた風説の流布や、デジタルデバイド、今は昔となったY2K
などのトピックを軸に話が進みます。
今、印象に残るのは、アパレル会社をリストラされた男性が
ガードマンに転職してきて、セキュリティを維持するためのデジタル処理
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『渋谷で働く社長の告白』
今回は柔らかい本
サイバーエージェントの藤田晋社長の自伝のご紹介です。
藤田さんが描いていた夢と、起業されるまでの経緯、
そして上場、ITバブル崩壊後の危機まで、
等身大の藤田さんのメッセージが書かれています。
印象に残ったのは
創業期や上場前の成長期など、それぞれの会社のステージごとに
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リーダーに必要なものは「やさしさ」
ご存じのとおり、
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下CCC)を
マザーズから東証一部に成長させた増田社長の言葉です。
同じことを
続きを読む "『日本型リーダーの研究』CCC:増田宗昭さん"
投稿時間 : 23:51 個別ページ表示 | トラックバック (0)
今回も本ではなくDVDなのですが 『社長 渡邉美樹』(ポニーキャニオン)です。
実は、DVDを拝見していないのですが、webサイトで紹介されています。
渡邊美樹氏、ワタミグループの社長ですね。
ここ数年、メディアにも頻繁に出ておられるので、知らない方はおられないでしょう。
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ずい分前に、NHKドラマにもなった「ハゲタカ」について書きました。
縁あってドラマの最終回を再び観たので、今回は原作ではなくドラマで語られた
メーカーとwebビジネス・ベンチャーの違いについて、少し思いを巡らしました。
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レコメンドBOOK 『神様からひと言』の続きです
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2)父親 対 長男? 上司 対 あなた?
ニュースで何度もご覧になった方も多いと思いますが、
事件釈明の記者会見で、田中元社長の長男である役員の発言が
一転して罪を認めるきっかけになったとされています。
ご長男の発言と対照的に、工場長が消え入るような声で
「社長には逆らえない・・」と言っていた姿が印象的でした。
長男の発言も、本来、自分も役員なのですから、社長に促す前に
続きを読む "企業内世代間意識格差(2):可視化経営と食品偽装"
投稿時間 : 18:54 個別ページ表示 | トラックバック (0)
まだ完読していないのですが(許して!)
『神様からひと言』荻原 浩/光文社文庫/720円
広告代理店から食品メーカーに転職した20代後半の主人公が、上司にたてついたことで
「お客様相談室」に左遷され、その後の日々をプライベート並行して軽快に語られています。
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本書のすべてではありませんが、一部には食品偽造の「現場」も書かれていて
昨年頻発した偽造問題について再度考えさせられました。
以前のブログで、「偽造問題は企業の古い体質から出た膿」というようなことを
書かせていただいてます。
特に、「ミートホープ事件」について考察しようと思ったのが、
この事件だけは、他社の事件と違って、2つの意味で印象深かったからです。
続きを読む "企業内世代間闘争(1):ワンマン経営と企業の成長"
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最近読んだ本についてのコメントを更新しています。
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真山 仁 『ハゲタカ(上・下)』講談社文庫・2006年
NHKドラマの「ハゲタカ」がイタリア賞を受賞された記念に総合テレビで再放送されています。
タイトルから分かるように、企業買収・再生をテーマにした小説です。
NHKドラマでは、柴田恭平さんや大森南朋さんなど演技派の俳優さんが演じ注目を浴びました。
ドラマでは企業買収に関わるプレイヤーの人間関係がフォーカスされていますが
真山さんの原作では、投資ファンドの主人公を中心に、敵対するファンドとの攻防や
日本企業の古い体質・隠ぺい工作や経営陣の不正、買収に関わる雇用問題、
国防に関わる問題など、きれいごとだけでは済まない陰の部分にも力点が置かれています。
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私の世代は、
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「アメリカ経済終わりの始まり──脱ペーパーマネー経済時代の超資産運用論」
”投資”とは”透視”・・・・こんな書き出して始まる本書は松藤民輔さんという、「The Economist」でも紹介されたほどの著名なエコノミストの方です。
今年の夏、「サブプライム問題」に対して、一体どう対峙していれば良いのかを知ろうと思って、買い求めました。エコノミストの方が書かれる本には論旨に賛同しかねるケースも多いのだけれど、松藤さんの本は「資産運用」という現実論を展開してくれる匂いを感じて、手に取ってみた本です。
たくさんの示唆を含んでいる本書の一部のみを紹介するのは難しいですが感想を。
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